とりどりえほん

絵本好きのWebディレクターが、毎回テーマにそって、絵本を数冊紹介していくブログです。

言葉遊びが楽しい!1歳に人気の絵本7冊

絵本デビューについては、前回のエントリーで紹介ました。↓

www.toridori-ehon.com

そして1歳ごろになると、

こどもたちも言葉をたくさん理解するようになって、

読み聞かせでさまざまな反応が出てくると思います。

多くのママ・パパが「どんな絵本を選んであげようかな~」と考え始めるのが、このころでは。

今回は、そんな1歳ごろにぴったりな絵本のうち、言葉遣いがゆたかで、視覚・聴覚がたのしい7冊を紹介します。

カニツンツン

「カニツンツン ビイツンツン」
「スプモーニ トトーニ スイート トスカニー」
「アパッチ チッペワ スー」

一体なんのこと???
知っている言葉も出てきたり…でも意味がなかったり…

さまざまな言語の言葉を集めて作られた、不思議なリズム。
言葉をおぼえはじめたこどもたちは、そのテンポの良さに、夢中になって聞き入ります。

大人もつい、クスっとなってしまう。

読み聞かせのときは、はずかしがらずに堂々と読んであげてくださいね。

カニ ツンツン (こどものとも傑作集)

カニ ツンツン (こどものとも傑作集)

  • 作者: 金関寿夫,元永定正
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2001/10/31
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人 クリック: 2回
 

 

もこもこもこ

なーんにもないところに、

「もこ」

突如あらわれる、なぞの隆起。

膨らんで、弾けて、また始まる。

約A4サイズの見開きいっぱいのダイナミックな展開が楽しいです。

センテンスは短く、話し始めの1歳ちゃんにはちょうどいいです。「もこ!!!」「にょき!!!」親子で思いっきりハモっちゃって!

もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

  • 作者: 谷川俊太郎,元永定正
  • 出版社/メーカー: 文研出版
  • 発売日: 1977/04/25
  • メディア: 大型本
  • 購入: 9人 クリック: 81回
 

 

がちゃがちゃ どんどん

表紙を見るとわかるとおり
いろんな擬音を、いろんな絵で表現。

「どさん」
「ぐにゃぐにゃ」
「ざあー」
「ごー」

だれもが聞いたことのある音ばかり。

この絵本を読んだら、家の中で

「あ、『どん どん』聞こえるね」

「どんな音がする?ぐわぁぁぁぁぁ、ぐわぁぁぁぁ、かな?」

など、「音探し」をしてみると楽しいですよ。

がちゃがちゃ どんどん (幼児絵本シリーズ)

がちゃがちゃ どんどん (幼児絵本シリーズ)

  • 作者: 元永定正
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1990/04/10
  • メディア: 単行本
  • 購入: 3人 クリック: 10回
 

 

もけら もけら

ジャズピアニスト山下洋輔さんのリズミカルな言葉と
「カニツンツン」を描かれている元永定正さんのモダンアートがコラボした1冊。

「ころ もこ めか」「もけけ」
躍動感たっぷりの展開に、まるで絵本が楽譜のように見えてきます。

読み聞かせのときは、よむ速度を変えてみたり、声色を変えてみたり、ぜひいろいろ違うパターンでよんでみてください。

 

もけら もけら (日本傑作絵本シリーズ)

もけら もけら (日本傑作絵本シリーズ)

  • 作者: 山下洋輔,元永定正
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1990/11/30
  • メディア: 大型本
  • 購入: 1人 クリック: 16回
 

 

ころ ころ ころ

ルーピング、玉そろばん…

1歳前後のこどもって、ボール・まるいもの、大好きですよね。

たくさんのカラフルなボールが、冒険をするように飛んだり跳ねたり。

こどもに限らず、大人も結構楽しめる1冊です。

ころ ころ ころ (福音館の幼児絵本)

ころ ころ ころ (福音館の幼児絵本)

  • 作者: 元永定正
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1984/11/22
  • メディア: 単行本
  • 購入: 3人 クリック: 17回
 

 

まるさんかくぞう

「まる」「さんかく」…ときて、しかくじゃなくて「ぞう」!?

表紙からひょうしぬけ(ギャグじゃない)するこの絵本。

この調子で、3単語、ガンガン刻んできます。

「まる さんかく しかく」
「ぼうし ぼうし ぞう」
「とり ふね さんかく」

これでもか!と押し寄せるビジュアルに、こどもはオオウケ。

大人にとってもたまらず愛しくて、私はこの本をトイレにも飾りたい…

まるさんかくぞう

まるさんかくぞう

  • 作者: 及川賢治,竹内繭子
  • 出版社/メーカー: 文溪堂
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本
  • クリック: 8回
 

 

わにわにのおふろ

最後に、ちょっと上の年齢向け?な絵本を。

ワニがお風呂に入って出る話なんですが

「じょろろーん!」
「ぽくん ぷくん」
「ぐにっ ぐにっ ぐなっ ぐなっ」

など、毎シーンごと出て来る擬音語・擬態語がかなり面白い。

つい「ばっしゃーん」とか言っちゃう自分がつまらなく思えます。

わにわにのおふろ (幼児絵本シリーズ)

わにわにのおふろ (幼児絵本シリーズ)

  • 作者: 小風さち,山口マオ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2004/10/15
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人 クリック: 17回
 

 

最後に…読み聞かせは、大人も楽しく。なりきって読む!

図書館や子育てひろばなどの読み聞かせを見ていると、上手な方は、絵本の世界に入りきって、登場人物になりきって、絵本を読んでいます

そういう方のお話に、こどもたちはグイグイ引き込まれて、夢中になっている様子。

家で我が子に読み聞かせをするときも、恥ずかしがらずに「なりきって」読むと、こどもも楽しそう、私も楽しい!

どうせだれも見てないんで、思い切ってなりきってみてください。

0歳の絵本デビュー(4~6ヶ月)におすすめなベストセラー7冊

絵本はいつから読めばいい?どんな効果があるの?

私は1児の母でもあるのですが、住んでいる市の図書館で

「赤ちゃんは、4ヶ月ごろから絵本を読んであげるといいですよ~」

とアドバイスをもらいました。

まだ内容をはっきり理解できるわけではありませんが、

  • よみきかせによって、言葉の勉強になる
  • 絵をみることで、刺激を受ける
  • ママ・パパの声を聞くことで、こころが落ち着く

といった効果があるそうです。

確かに、その通りっぽい。で、図書館司書さんにいろいろオススメしてもらって、うちの子の反応から特によかった7冊を紹介します。

いないいないばあ

どこを見ても不動のベストセラー「いないいないばあ」。

にゃあにゃ、くまちゃん、ねずみ、きつね…

淡々、つぎつぎと、「いないいないばあ」してくれます。

「いないいない~~~~……(ためる)ばあ!」と次のページをめくると大喜び!

最後まで読んだら、読んでる方が

「最後は○○が~~~~………ばあ!」とやってあげるとオオウケします!

 

いないいないばあ (松谷みよ子 あかちゃんの本)

いないいないばあ (松谷みよ子 あかちゃんの本)

  • 作者: 松谷みよ子,瀬川康男
  • 出版社/メーカー: 童心社
  • 発売日: 1967/04/15
  • メディア: 単行本
  • 購入: 14人 クリック: 132回
 

 

じゃあじゃあびりびり

赤ちゃんは、日々様々な音に耳を澄ましています。

家族の声、水が流れる音、野菜を切る音、掃除機の音、誰かが歩く音…

そんな大好きな日常の音が、たくさん登場。

読み聞かせのときは

「これは○○の音だよ」「これは▽▽する音だね」と話しかけてあげるのもよさそう。

14cm ✕14cm の小型ボードブックなので、持ち運びしやすいし、多少らんぼうに扱っても安心!お出かけにも重宝します。

 

じゃあじゃあびりびり (まついのりこのあかちゃんのほん)

じゃあじゃあびりびり (まついのりこのあかちゃんのほん)

  • 作者: まついのりこ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2001/08
  • メディア: ボードブック
  • 購入: 10人 クリック: 84回
 

 

ばいばい

「じゃあじゃあ びりびり」と同じく、まついのりこさんの本。

「こんにちは」
「ばいばい」

うさぎ、きりん、ぞう…動物たちが次々に、

こんにちはの挨拶・ばいばいの挨拶をして入れ替わります。

あいさつの最初の一歩にぴったり。

散歩に出かけたとき、ベランダに鳥がきたとき、「こんにちは」「ばいばい」

ぜひやってみてください!

ばいばい (まついのりこのあかちゃんのほん)

ばいばい (まついのりこのあかちゃんのほん)

  • 作者: まついのりこ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2001/08
  • メディア: 単行本
  • 購入: 3人 クリック: 3回
 

 

がたん ごとん がたん ごとん

「がたんごとん がたんごとん」
「のせてくださーい」

哺乳瓶、コップ、スプーン…

電車がはしると、どんどんお客さんが乗ってきます。

くりかえしの小気味良いリズム、愛らしくややシュールな切り絵。

赤ちゃんを膝にのせて、「がたんごとん…」と少し揺らしながら読むのもオススメですよ!

 

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)

  • 作者: 安西水丸
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1987/06/30
  • メディア: ハードカバー
  • 購入: 10人 クリック: 70回
 

 

くっついた

おかあさんと、ぼくが、

「くっついた」!

「おとうさんも くっついた」
「きんぎょと きんぎょが くっついた」
「ぞうさんと ぞうさんが くっついた」

ほっぺとほっぺが、はなとはなが、くっつくだけで

とっても楽しい!

読みながら、ほっぺを「ぴとっ!」とくっつけたり、

てのひらとてのひら、せなかとおなか、なにをくっつけても楽しい遊びになります。

 

くっついた

くっついた

  • 作者: 三浦太郎
  • 出版社/メーカー: こぐま社
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本
  • 購入: 3人 クリック: 13回
 

 

くだもの

離乳食が始まる5・6ヶ月ごろ、赤ちゃんは食べ物に興味津々。

実物大くらいのリアルなくだものが、

お皿に乗って、くしぎりになって、つぎつぎ登場します。

「さあ どうぞ~」と読みながら

絵からクチに運んで食べるマネッコ遊び、ぜひやってみてください。

くだもの (福音館の幼児絵本)

くだもの (福音館の幼児絵本)

  • 作者: 平山和子
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1981/10/20
  • メディア: 単行本
  • 購入: 8人 クリック: 32回
 

 

だるまさんが

大人気だるまさんシリーズの1つ、「だるまさんが」。

「だ~る~ま~さ~ん~が~~~~~~…」

を左右に揺れながら読んで、

「どてっ」
「びろーーーーーん」

はマネッコして…

よみきかせが、体を動かす楽しいあそびに大変身。

ママ・パパもおもいっきり、マネッコすると楽しい!

 

だるまさんが

だるまさんが

  • 作者: かがくいひろし
  • 出版社/メーカー: ブロンズ新社
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: ハードカバー
  • 購入: 7人 クリック: 57回
 

 

最後に…どんな本を選んだらいいか、迷ったら

経験的には、0歳の子にこんな本を選んであげると良かったです。

  • 聴感が楽しいものを選んであげる(ストーリはなくてOK)
    • がちゃがちゃ、もくもく、ざざざー
    • ○○がいないいないばあ、▽▽がいないいないばあ のような繰り返し
  • さまざまなタッチの絵を選んであげる
    • ビビッドな色使い、淡い色使い
    • 抽象的な絵、写実的な絵
  • 身近に登場するものを選んであげる
    • 食べ物、家の中、ぬいぐるみ、家族が登場する 

ひとりひとり本の好みは違うし、興味をもつ時期も違います。

誰でも、どの書評でも言えることですが、ベストセラー・評価が高いからと言って、みんなが好きとは限りません。

けれど、そういった本は好きな人が多いことは確かなので、試してみる価値はあります。(なお、うちの子は、大ベストセラー「きんぎょがにげた」はささりませんでした…!)

余り失敗したくない!という方は、図書館で一緒に選んであげるのがいいかなぁ。

 

絵本をテーマで紹介するブログ、はじめました。

大の絵本好きです。

幼少のころから本の虫で、子供が生まれてから絵本ブーム再燃しています。ついでに書籍、コミック、どちらも大好きです。

レビューをまとめたかった

伸び止まっていた所持絵本数ですが、子供が生まれて爆増。おまけに図書館に行く頻度も増え、読了冊数うなぎのぼり。

記録したい性格が災いして、レビューをまとめるプラットフォームを血眼になって探すことに。

まとめるのは、はてなブログが一番手軽だった

で、いろいろ試した結果ですね…

  • 書籍レビューサイト →ISBNのない「こどものとも」が登録できない
  • amazon →amazonにない書籍が登録できない
  • 自前Webサイト or ワードプレス? →目的に対してコストかかりすぎ
  • 他のブログ、note、medium等 →制約が結構あるし、機能学習コストかかる

はてなブログが一番いい!となったので、あっさり2つめのブログを解説しました。ただ、何かいいサービスがあれば引っ越しするかもしれないので、独自ドメインは取ってみました。

やるなら、他と違うレビューブログにしたい 。

絵本レビューブログ、すでに山のようにあるじゃないですか。「絵本ソムリエ」「絵本コンシェルジュ」「絵本ナビゲーター」「絵本マニア」…もういろんな肩書(自称他称含め)の方がめっっっっっっっっちゃいます。

超後発で、埋もれるな、私。

"絵本探しの逆引きブログ" になりたい

ベストセラーはともかく、素敵な本に出会うことってすごく難しい。どういう言葉で検索すればいいか、分からないからです。

絵本の世界は特に、昔の名作が今も長く売れ続けている世界なので、新しい名作に出会うことって難しいんです。

なので、絵本1冊ずつのレビューではなく、「○○にぴったりな絵本5冊」みたいなのを、紹介することにしました。新旧・ベストセラーレア本おりまぜで。レコメンドで言うと、シンクロ度90%以上✕5作品よりも、90%~50%✕5作品を目指したいと思っています。

※注:言った結果、出来るかどうかは、別です。もともと「レビューをまとめたい」発端で開いたブログなので、「0歳でモウレツに刺さった絵本」なども出てきます

 

よろしくおねがいします。