言葉遊びが楽しい!1歳に人気の絵本7冊
絵本デビューについては、前回のエントリーで紹介ました。↓
そして1歳ごろになると、
こどもたちも言葉をたくさん理解するようになって、
読み聞かせでさまざまな反応が出てくると思います。
多くのママ・パパが「どんな絵本を選んであげようかな~」と考え始めるのが、このころでは。
今回は、そんな1歳ごろにぴったりな絵本のうち、言葉遣いがゆたかで、視覚・聴覚がたのしい7冊を紹介します。
カニツンツン
「カニツンツン ビイツンツン」
「スプモーニ トトーニ スイート トスカニー」
「アパッチ チッペワ スー」
一体なんのこと???
知っている言葉も出てきたり…でも意味がなかったり…
さまざまな言語の言葉を集めて作られた、不思議なリズム。
言葉をおぼえはじめたこどもたちは、そのテンポの良さに、夢中になって聞き入ります。
大人もつい、クスっとなってしまう。
読み聞かせのときは、はずかしがらずに堂々と読んであげてくださいね。
もこもこもこ
なーんにもないところに、
「もこ」
突如あらわれる、なぞの隆起。
膨らんで、弾けて、また始まる。
約A4サイズの見開きいっぱいのダイナミックな展開が楽しいです。
センテンスは短く、話し始めの1歳ちゃんにはちょうどいいです。「もこ!!!」「にょき!!!」親子で思いっきりハモっちゃって!
がちゃがちゃ どんどん
表紙を見るとわかるとおり
いろんな擬音を、いろんな絵で表現。
「どさん」
「ぐにゃぐにゃ」
「ざあー」
「ごー」
だれもが聞いたことのある音ばかり。
この絵本を読んだら、家の中で
「あ、『どん どん』聞こえるね」
「どんな音がする?ぐわぁぁぁぁぁ、ぐわぁぁぁぁ、かな?」
など、「音探し」をしてみると楽しいですよ。
もけら もけら
ジャズピアニスト山下洋輔さんのリズミカルな言葉と
「カニツンツン」を描かれている元永定正さんのモダンアートがコラボした1冊。
「ころ もこ めか」「もけけ」
躍動感たっぷりの展開に、まるで絵本が楽譜のように見えてきます。
読み聞かせのときは、よむ速度を変えてみたり、声色を変えてみたり、ぜひいろいろ違うパターンでよんでみてください。
ころ ころ ころ
ルーピング、玉そろばん…
1歳前後のこどもって、ボール・まるいもの、大好きですよね。
たくさんのカラフルなボールが、冒険をするように飛んだり跳ねたり。
こどもに限らず、大人も結構楽しめる1冊です。
まるさんかくぞう
「まる」「さんかく」…ときて、しかくじゃなくて「ぞう」!?
表紙からひょうしぬけ(ギャグじゃない)するこの絵本。
この調子で、3単語、ガンガン刻んできます。
「まる さんかく しかく」
「ぼうし ぼうし ぞう」
「とり ふね さんかく」
これでもか!と押し寄せるビジュアルに、こどもはオオウケ。
大人にとってもたまらず愛しくて、私はこの本をトイレにも飾りたい…
わにわにのおふろ
最後に、ちょっと上の年齢向け?な絵本を。
ワニがお風呂に入って出る話なんですが
「じょろろーん!」
「ぽくん ぷくん」
「ぐにっ ぐにっ ぐなっ ぐなっ」
など、毎シーンごと出て来る擬音語・擬態語がかなり面白い。
つい「ばっしゃーん」とか言っちゃう自分がつまらなく思えます。
最後に…読み聞かせは、大人も楽しく。なりきって読む!
図書館や子育てひろばなどの読み聞かせを見ていると、上手な方は、絵本の世界に入りきって、登場人物になりきって、絵本を読んでいます。
そういう方のお話に、こどもたちはグイグイ引き込まれて、夢中になっている様子。
家で我が子に読み聞かせをするときも、恥ずかしがらずに「なりきって」読むと、こどもも楽しそう、私も楽しい!
どうせだれも見てないんで、思い切ってなりきってみてください。
0歳の絵本デビュー(4~6ヶ月)におすすめなベストセラー7冊
絵本はいつから読めばいい?どんな効果があるの?
私は1児の母でもあるのですが、住んでいる市の図書館で
「赤ちゃんは、4ヶ月ごろから絵本を読んであげるといいですよ~」
とアドバイスをもらいました。
まだ内容をはっきり理解できるわけではありませんが、
- よみきかせによって、言葉の勉強になる
- 絵をみることで、刺激を受ける
- ママ・パパの声を聞くことで、こころが落ち着く
といった効果があるそうです。
確かに、その通りっぽい。で、図書館司書さんにいろいろオススメしてもらって、うちの子の反応から特によかった7冊を紹介します。
- 絵本はいつから読めばいい?どんな効果があるの?
- いないいないばあ
- じゃあじゃあびりびり
- ばいばい
- がたん ごとん がたん ごとん
- くっついた
- くだもの
- だるまさんが
- 最後に…どんな本を選んだらいいか、迷ったら
いないいないばあ
どこを見ても不動のベストセラー「いないいないばあ」。
にゃあにゃ、くまちゃん、ねずみ、きつね…
淡々、つぎつぎと、「いないいないばあ」してくれます。
「いないいない~~~~……(ためる)ばあ!」と次のページをめくると大喜び!
最後まで読んだら、読んでる方が
「最後は○○が~~~~………ばあ!」とやってあげるとオオウケします!
じゃあじゃあびりびり
赤ちゃんは、日々様々な音に耳を澄ましています。
家族の声、水が流れる音、野菜を切る音、掃除機の音、誰かが歩く音…
そんな大好きな日常の音が、たくさん登場。
読み聞かせのときは
「これは○○の音だよ」「これは▽▽する音だね」と話しかけてあげるのもよさそう。
14cm ✕14cm の小型ボードブックなので、持ち運びしやすいし、多少らんぼうに扱っても安心!お出かけにも重宝します。
ばいばい
「じゃあじゃあ びりびり」と同じく、まついのりこさんの本。
「こんにちは」
「ばいばい」
うさぎ、きりん、ぞう…動物たちが次々に、
こんにちはの挨拶・ばいばいの挨拶をして入れ替わります。
あいさつの最初の一歩にぴったり。
散歩に出かけたとき、ベランダに鳥がきたとき、「こんにちは」「ばいばい」
ぜひやってみてください!
がたん ごとん がたん ごとん
「がたんごとん がたんごとん」
「のせてくださーい」
哺乳瓶、コップ、スプーン…
電車がはしると、どんどんお客さんが乗ってきます。
くりかえしの小気味良いリズム、愛らしくややシュールな切り絵。
赤ちゃんを膝にのせて、「がたんごとん…」と少し揺らしながら読むのもオススメですよ!
がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
- 作者: 安西水丸
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1987/06/30
- メディア: ハードカバー
- 購入: 10人 クリック: 70回
くっついた
おかあさんと、ぼくが、
「くっついた」!
「おとうさんも くっついた」
「きんぎょと きんぎょが くっついた」
「ぞうさんと ぞうさんが くっついた」
ほっぺとほっぺが、はなとはなが、くっつくだけで
とっても楽しい!
読みながら、ほっぺを「ぴとっ!」とくっつけたり、
てのひらとてのひら、せなかとおなか、なにをくっつけても楽しい遊びになります。
くだもの
離乳食が始まる5・6ヶ月ごろ、赤ちゃんは食べ物に興味津々。
実物大くらいのリアルなくだものが、
お皿に乗って、くしぎりになって、つぎつぎ登場します。
「さあ どうぞ~」と読みながら
絵からクチに運んで食べるマネッコ遊び、ぜひやってみてください。
だるまさんが
大人気だるまさんシリーズの1つ、「だるまさんが」。
「だ~る~ま~さ~ん~が~~~~~~…」
を左右に揺れながら読んで、
「どてっ」
「びろーーーーーん」
はマネッコして…
よみきかせが、体を動かす楽しいあそびに大変身。
ママ・パパもおもいっきり、マネッコすると楽しい!
最後に…どんな本を選んだらいいか、迷ったら
経験的には、0歳の子にこんな本を選んであげると良かったです。
- 聴感が楽しいものを選んであげる(ストーリはなくてOK)
- がちゃがちゃ、もくもく、ざざざー
- ○○がいないいないばあ、▽▽がいないいないばあ のような繰り返し
- さまざまなタッチの絵を選んであげる
- ビビッドな色使い、淡い色使い
- 抽象的な絵、写実的な絵
- 身近に登場するものを選んであげる
- 食べ物、家の中、ぬいぐるみ、家族が登場する
ひとりひとり本の好みは違うし、興味をもつ時期も違います。
誰でも、どの書評でも言えることですが、ベストセラー・評価が高いからと言って、みんなが好きとは限りません。
けれど、そういった本は好きな人が多いことは確かなので、試してみる価値はあります。(なお、うちの子は、大ベストセラー「きんぎょがにげた」はささりませんでした…!)
余り失敗したくない!という方は、図書館で一緒に選んであげるのがいいかなぁ。
絵本をテーマで紹介するブログ、はじめました。
大の絵本好きです。
幼少のころから本の虫で、子供が生まれてから絵本ブーム再燃しています。ついでに書籍、コミック、どちらも大好きです。
レビューをまとめたかった
伸び止まっていた所持絵本数ですが、子供が生まれて爆増。おまけに図書館に行く頻度も増え、読了冊数うなぎのぼり。
記録したい性格が災いして、レビューをまとめるプラットフォームを血眼になって探すことに。
まとめるのは、はてなブログが一番手軽だった
で、いろいろ試した結果ですね…
- 書籍レビューサイト →ISBNのない「こどものとも」が登録できない
- amazon →amazonにない書籍が登録できない
- 自前Webサイト or ワードプレス? →目的に対してコストかかりすぎ
- 他のブログ、note、medium等 →制約が結構あるし、機能学習コストかかる
はてなブログが一番いい!となったので、あっさり2つめのブログを解説しました。ただ、何かいいサービスがあれば引っ越しするかもしれないので、独自ドメインは取ってみました。
やるなら、他と違うレビューブログにしたい 。
絵本レビューブログ、すでに山のようにあるじゃないですか。「絵本ソムリエ」「絵本コンシェルジュ」「絵本ナビゲーター」「絵本マニア」…もういろんな肩書(自称他称含め)の方がめっっっっっっっっちゃいます。
超後発で、埋もれるな、私。
"絵本探しの逆引きブログ" になりたい
ベストセラーはともかく、素敵な本に出会うことってすごく難しい。どういう言葉で検索すればいいか、分からないからです。
絵本の世界は特に、昔の名作が今も長く売れ続けている世界なので、新しい名作に出会うことって難しいんです。
なので、絵本1冊ずつのレビューではなく、「○○にぴったりな絵本5冊」みたいなのを、紹介することにしました。新旧・ベストセラーレア本おりまぜで。レコメンドで言うと、シンクロ度90%以上✕5作品よりも、90%~50%✕5作品を目指したいと思っています。
※注:言った結果、出来るかどうかは、別です。もともと「レビューをまとめたい」発端で開いたブログなので、「0歳でモウレツに刺さった絵本」なども出てきます
よろしくおねがいします。